顔面神経麻痺について
顔の片側が突然動かしにくくなる「顔面神経麻痺」。
朝起きたら片側の口角が下がっていたり、目が閉じにくくなったりと、
日常生活に大きな不安を感じる症状です。
医療機関での治療が最優先ですが、
回復をサポートするためのリハビリや表情筋ケアは、サロンでも大きな役割を果たします。
顔面神経麻痺とは
顔の表情をつくる筋肉を動かす「顔面神経」が障害されることで、
片側の顔の動きが悪くなる状態を指します。
顔面神経は以下の働きを担っています。
・表情筋のコントロール
・まばたき
・口の開閉・飲み込み
・味覚(舌の前2/3)
・涙や唾液の分泌
そのため、麻痺が起こると表情だけでなく、
生活の細かな動作にも影響が出てしまいます。
顔面神経麻痺の主な原因
■ ベル麻痺(最も多い原因)
・単純ヘルペスウイルスの再活性化が関与
・朝起きたら突然発症するケースが多い
・全体の約60%以上を占める
■ ラムゼイ・ハント症候群
・水痘・帯状疱疹ウイルスが原因
・耳の痛み、耳鳴り、めまい、湿疹を伴う
・重症化しやすく、回復に時間がかかる傾向
■ その他の原因
・中耳炎
・外傷
・腫瘍による圧迫
・糖尿病などの基礎疾患
・ストレス・疲労の蓄積
顔面神経麻痺の主な症状
症状は片側に現れることがほとんどです。
・口角が下がる
・ほうれい線が消える
・目が閉じにくい
・食べ物や水がこぼれる
・味覚の低下
・音が響く(聴覚過敏)
・涙が出にくい、または逆に流れやすい
特に「目が閉じにくい」症状は角膜を傷つける可能性があるため、
医療機関での早期受診が重要です。
回復期間はどれくらい?
一般的には以下のように言われています。
軽症:1〜2ヶ月で改善
中等症:3〜6ヶ月
重症:半年〜1年以上かかることも
ベル麻痺の場合、約8割が元の状態に戻るとされていますが、
ラムゼイ・ハント症候群は回復に時間がかかる傾向があります。
また、回復過程で以下の後遺症が残ることもあります。
・異常共同運動(口を動かすと目が閉じるなど)
・顔のこわばり
・まぶたが閉じない・開きにくい
この「後遺症の予防」に、サロンでのケアが大きく役立ちます
顔面神経麻痺のリハビリ|なぜ必要なのか
医療機関での治療(ステロイド・抗ウイルス薬)が終わった後、
回復を左右するのが 表情筋のリハビリ です。
理由は以下の通りです。
・麻痺した筋肉は使わないと硬くなる
・神経が回復しても筋肉が動かないと表情が戻らない
・間違った動きが癖になると「異常共同運動」が起こる
つまり、
正しいタイミングで、正しい方法で、適切な刺激を与えることが重要
ということです。
サロンでできるケア|医療と併用して回復をサポート
サロンで提供できるケアは、医療行為ではなく
「回復をサポートするための筋肉ケア・血流改善・リラクゼーション」です。
■ ① 表情筋の緊張をやわらげるケア
麻痺側の筋肉は動かない一方で、
反対側の筋肉が過剰に働き、バランスが崩れます。
・顔全体の筋肉のこわばりを緩める
・血流を促し、神経の回復をサポート
・表情の左右差を軽減
サロンの手技は、患者さんの不安を和らげる効果も大きいです。
■ ② やさしいフェイシャルマッサージ
「顔面神経麻痺 マッサージ」は
強い刺激は逆効果になるため、
以下のような“優しいタッチ”が基本です。
・皮膚を動かさない程度の軽いタッチ
・リンパの流れを整える
・むくみを軽減し、表情を作りやすくする
■ ③ 自宅でできるセルフケア指導
サロンでの施術だけでなく、
自宅でのケアを継続してもらうことで回復が早まります。
例:
・眉をゆっくり上げる練習
・口角を軽く引き上げる練習
・目を閉じる練習(無理のない範囲で)
・温かいタオルで顔面を覆い、こわばる部位をやさしくマッサージする
サロンで「正しい動かし方」を教えることで、
誤ったリハビリによる後遺症を防ぐことができます。
■ ④ ストレスケア・自律神経ケア
顔面神経麻痺はストレスや疲労が引き金になることも多いため、
サロンのリラクゼーションは非常に相性が良いです。
・頭皮ケア
・首肩の緊張緩和
・深い呼吸を促す施術
心身の緊張がゆるむことで、
神経の回復を助ける環境が整います。
サロンのケアは回復の大きな支えになる
顔面神経麻痺は突然起こるため、
多くの方が強い不安を抱えています。
医療機関での治療が最優先ですが、
その後の回復を支えるのは、
継続的なケアと正しいリハビリ です。
サロンでの優しい施術・表情筋ケア・ストレス緩和は、
ご利用者様の心と身体の両面を支える大切なサポートになります。
当サロンはあきらめません。同様の症状でお悩みの方はご相談下さい。
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