デスクワークで固まった肩をいますぐ解放!
長時間同じ姿勢を続けるデスクワークは、現代人にとって切り離せない生活の一部ですが、その代償として多くの人が悩まされているのが「肩こり」です。肩こりは単なる不快感に留まらず、頭痛や集中力の低下、さらには自律神経の乱れにも繋がります。
特に、パソコンやスマートフォンを覗き込む姿勢は、首が前に突き出るストレートネックや、背中が丸くなる猫背といった不良姿勢を引き起こし、肩や首への負担を極限まで高めてしまいます。このコラムでは、オフィスや自宅で簡単に実践でき、即効性のある肩こり解消のためのストレッチベスト5をご紹介します。仕事の合間に取り入れて、つらい肩こりから卒業しましょう。
肩こりの根本原因:デスクワーク姿勢の落とし穴
デスクワーク中の姿勢は、知らず知らずのうちに体へ大きな負荷をかけています。キーボードを打つために腕を前に出す動作は、肩甲骨周りの筋肉(菱形筋や僧帽筋)を引き伸ばし続け、逆に胸の筋肉(大胸筋)を収縮させ、凝り固まらせます。
特に厄介なのが、頭が通常よりも前方に位置してしまうストレートネックです。人の頭の重さは体重の約10%(5~7kg)もあり、首が1センチ前に出るだけで、首や肩の筋肉には倍以上の負担がかかると言われています。この負担が持続することで、血行が悪化し、疲労物質が蓄積して慢性的な肩こり解消を遠ざけてしまうのです。まずは、自分の姿勢を鏡でチェックし、猫背になっていないか確認することから始めましょう。
即効性あり! 肩こり解消ストレッチベスト5
ここでは、デスクワーク中でも椅子に座ったままできる、効果的なストレッチをご紹介します。どの動きも20秒〜30秒間、ゆっくりと呼吸しながら行うのがポイントです。
【ベスト1】 翼を広げるストレッチ:猫背の改善に特効薬
・両手を体の後ろで組み、手のひらを返して腕を真下へ伸ばします。
・肩甲骨を中央に寄せながら、胸を天井に向かって張り出します。
・硬くなりがちな胸の筋肉(大胸筋)を伸ばすことで、自然と肩が開き、姿勢が改善されます。
【ベスト2】 首の後ろ伸ばしストレッチ:ストレートネック対策
・座りながら背筋を伸ばし、顎を軽く引きます。
・両手を後頭部に添え、ゆっくりと頭を前に倒し、首の後ろ側を伸ばします。
・重い頭を支える首の筋肉(後頸筋群)の緊張を緩め、肩こり解消を促進します。
【ベスト3】 振り向きリラックスストレッチ:深い筋肉の緊張緩和
・背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと首を真横に振り向かせ、顔を肩の真上まで向けます。
・この時、肩が上がらないように注意し、反対側の手で椅子を掴むと、より深くストレッチできます。
・首から肩にかけて斜めに走る筋肉を伸ばし、血行を改善します。
【ベスト4】 肘回しストレッチ:肩甲骨の可動域を拡大
・両肘を曲げて肩に手を置き、そのまま肘で大きな円を描くように後ろ回しで回します。
・前に回すのではなく、必ず後ろ回しを意識してください。
・デスクワークで固まった肩甲骨周りの筋肉を動かし、可動域を広げます。
【ベスト5】 側屈ストレッチ:体側のリンパの流れを促進
・片手を真上に上げ、そのまま上体を真横に倒します。
・脇腹から腰にかけて、体側全体が伸びているのを感じましょう。
・体側の筋肉の緊張を緩めると同時に、リンパの流れを促し、疲労物質の排出を助けます。
ストレッチ効果を高める! 習慣化のコツとマッサージの相乗効果
これらのストレッチを最大限に活かすには、習慣化が鍵となります。デスクワーク中に「1時間に1回」「トイレ休憩のたびに」といった形でトリガーを設定し、必ず行うようにしましょう。たった3分でも毎日続けることが、慢性的な肩こり解消への近道です。
また、セルフケアだけでは届かない深部のコリには、プロによるマッサージが非常に効果的です。特に、ストレートネックや猫背が進行している場合、深層の筋肉が硬く、自分ではなかなかほぐせません。
当店の施術では、固まった胸筋や、頭を支える首の奥の筋肉にアプローチすることで、根本的な姿勢の改善と、痛みの連鎖を断ち切ることを目指します。ストレッチとプロの施術を組み合わせることで、つらい肩こりから解放され、より快適なデスクワークライフを送ることができるでしょう。
当サロンでのストレッチアドバイス
今回の記事は一般的な事項で、取り上げさせて頂きました。
当サロンでは、肩こりや背中が硬くなり猫背になっている方に対して
肩まわしストレッチ:肘を曲げて、肩甲骨が背中で近くに寄るように後方へ引き、身体の外側へ回旋させます。
体捻り:座った状態で、手を頭の後ろで組み、上半身を90度捻るように曲げる。顔が左右90度向くように身体を捻ります。
ご利用者様の状態に応じてアドバイスをしております。
是非皆様のご来店をお待ちしております。
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